チビの保険を相談しに行く

スイスは皆保険です。

自分で保険に加入することを

義務付けられています。

 

私もスイスに来る前から

旦那がアドバイザーと相談し、

書類は全部揃えて仮契約状態に持ち込み、

滞在許可証の発行と共に、

正式契約に移行しました。

(仮契約状態にする意味は、

 スイス入国日から

 保険でカバーされるようにです。)

 

だから、

生まれてくるチビにも保険を準備しなければ!

 

早めに準備する理由は、

出産時、健康な状態で退院すれば、

全て私の保険のカバー範囲です。

しかし、チビに重病が見つかり、

高度な治療が必要となった場合は

チビ自身の保険のカバー範囲に

なってしまうからです。

 

だから、出産前に仮契約状態にし、

正式にVaud州にチビの出生を

認められた時点で、

正式契約に移行すれば

良いだけにしておきます。

 

その前に、色々お子さんを持つ家庭に

ヒアリングしておいた結果、

子供は病院にお世話になる頻度が高い為、

免責金額(=自己負担額)の設定を

低くした方が良いとアドバイスを受けました。

大人でその方法を採ると、

高い保険料を支払うという意味であります。

 

子供の免責金額は、0~600CHF。

成人の300~2,500CHFに比べると、

そもそも低く設定されているのだな・・・

そうなると、保険料は私達より多いのかしら?

 

でも、試しにサイトで見積もりすると、

100~125CHF/月が保険料の平均的な水準。

オプションをつけると、

勿論、約200CHF/月まで上がっていきますが

思ったより安いです。

 

更に、かかりつけ医の指定による割引など

色々ディスカウントの方法がありそう。

 

自分達の保険料の見直しも含め、

セットで考えた方が良いのかも。。。

 

そんなことも考えながら、妊娠34週5日目に

アドバイザーの所に出向いてみました。

 

まず、ポイントは

母親の保険の傘下に

チビの保険がぶら下がる形が

一般的だとか。

出産の入院時には、

チビは保険会社と

正式契約されていない訳です。

だから、病院側も

母親、子供どちらかの問題というよりは、

母親の保険会社のカバー範囲で

ひと括りに認識される感じです。

 

心配で、アドバイザーに、

チビはここの保険と契約をする予定ですと

伝えたほうが良いか?と聞いたら、

「何かあったら、私の保険会社に聞け!

 それで十分よ」と。

アメリカじゃないんだから、

 病院で治療前に、

 貴方の保険は何ですか?と尋ねて、

 追い返すようなことは無い」ですって(笑)

まあ、考えてみれば、

母親の保険にチビの保険がぶら下がる形を

採っていれば、

後日どっちの名前で

処理するかだけですもんね。

 

ちなみに、別々の保険だった友人は、

バー範囲の折り合いが付かず、

自己負担になった部分があったと

言っていました。

ご注意を。

 

また、チビの保険のプランに、

免責額0CHFをやはり薦められました。

但し、正確な理解が必要で、

免責額を0CHFにしたとしても、

まず請求額に対して

10%の負担は発生し、

その自己負担額が一定額に達すると

それ以降は全ての請求額が

保険会社持ちになるそうです。

うちの考えていた保険は

一定額が350CHFだった気がします。

 

大人の場合、

保険料を安くしようとすると、

免責額を2,500CHFの最大限にして、

そこまで自己負担で支払って、

更にそれ以降も何割か自己負担で、

その負担額が一定額に達して、

漸く保険会社の全額カバーになるという

数段階の罠が存在しますが。。。

 

あとは、私の場合の注意点です。

11月の出産予定日よりも

遅れて出産した場合、

保険会社がマタニティ扱いにしている

出産後8週目までの私の検診が

来年になってしまうケースがあるのです。

その場合、同じ保険会社を継続していたほうが、

問題なく処理できるのでは・・・との話。

 

つまり、保険料が安いところに

移ろうかなあ~と思っても、

よーく考えないと、面倒なことになるし、

それにチビも道連れになってしまう

リスクがあります。

 

そんな話を色々していましたが、

最後に我々夫婦が辿り着いた結論。

チビの保険もそうだけど、

自分達のかかりつけ医を見つけよう!

スイスに長居する予定は無かったので、

かかりつけ医を探す必要もないだろうし、

緊急時はCHUVに駆け込めばいいわ~と

スルーしてきましたが、

保険料のディスカウントになるなら、

是非、探そう!

早く知っておけば良かったな(笑)

大人の保険料ってバカになりませんもんね。

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