CHUVで麻酔師さんと面談

37週目3日目の朝、電話が鳴りました。

あ、待っていた

CHUVの麻酔師さんとのアポの調整だ!

勢い良く出たら、全部フランス語で

わ~っと、おばちゃんに

予定の日を言われました。

 

やべっ、フランス語、、、

ちょっと待って、

カタカナで書き留めるから。

 

こういう時、仕事をしていた時の癖で

いつもホワイトボードを

いくつも家の中に用意しているのですが、

便利です。

 

10月、火曜日、15時。

この単語はフランス語で聞き取れました。

残りの10月の火曜日って言ったら明日じゃん!

 

英語で、明日行くね!と返答したものの、

先方は反応無く。

まあ、いいや、「D'accord!」

この一言で全てを終了させてみました。

 

翌日、CHUVに

毎度お馴染みGoogle翻訳による

フランス語で書いた

状況説明文書&イラストを持って、参上。

前日の会話から拾った単語は間違っておらず、

アポが入っていました。ホッ。

私のフランス語力なんて、

こんな状態なんですよ。

あ~、マジ、英語圏に住みたい。

まあ、それは置いておいて。

 

無痛分娩って、背骨に注射をして、

カテーテルを入れて、

麻酔を投与するじゃないですか?

私、背骨が側彎症、

それも、螺旋状に捩れているので、

カテーテルを挿入するのに、

問題ないのか心配だったのです。

 

だから、CHUVでの検診の際に、

事前チェックを依頼していました。

ちなみにこの場合、

受付でアポの確認をしたら、

直接、麻酔師とのコンサルティングの部屋に

向かうのですが、

CHUVのマタニティ棟の入り口がある階の

1つ下。

検診の階と同じなのですが、

2026番という部屋番号で、

助産師さんと面談した部屋とは

エレベーターホールを挟んで逆でした。

まあ、つまり、

受付の人は下に行って~で指示終了なのですが、

行く場所は、もっと詳しく聞かないと、

妊婦の検診の場所で、

待っちゃうじゃん!という話です。

 

さて、お会いした麻酔師の男性は、

超いい人!でした。

「フランス語で大丈夫?

 英語がいいかな・・・?」

いや、断然英語でお願いします!!みたいな。

そんなことを言ったら、

「ドイツ語って手もあるよ☆(笑)」なんて、

お茶目なコメントも。

ははは、、、

 

で、問題の背骨の曲がり方と、

実際カテーテルを挿入する部分を

確認してもらうと、

本当にお臍の反対側辺りで、

幸い、曲がり方の緩い部分でした。

前かがみになった時に

十分な隙間が骨と骨の間にも

見つかりそうとの話。

模型を用いて、説明してくれました。

 

が、その後聞いた話は

心構えという点で、非常に重要でした。

8割の人が問題なく、

無痛分娩の麻酔の効果を享受出来るそうです。

しかし、残り2割の人には

完璧な効果が出ない場合があるそうです。

例えば、、、

お臍から下、太もも上部辺りまでが

麻酔の効果の範囲だそうです。

でも、針の深さが十分でなかったり、

ポイントが少々ずれたりで

片足側しか、

麻酔が行き届いていないとか、

麻酔の効き方が2~30分経っても

微量になってしまうとか。

加えて・・・

1、2%の無痛分娩を行った妊婦さんは、

麻酔の副作用で出産後、

長くて1週間程度、頭痛に悩むそうです。

え・・・ですよね。

 

そこで、麻酔師さんは、

私の過去の病歴の件も

根掘り葉掘り聞いてきました。

 

私、10年前ほどに、

ラク脳梗塞と診断された時がありました。

過労、ストレスで脳の血管の太さが

一般の太さの6割位に収縮していて

酷い不整脈にもなっており、

複合的な原因で発症していました。

その検査の1つで使った

CTスキャンの造影剤が

酷い副作用起こして、

検査後、本当に二度と経験したくない

苦しさを味わいました。

その後の検査は

すべてMRA、MRIになりましたが(--;

 

そんな経験から、無痛分娩の麻酔が、

CTスキャンの造影剤のようなものでないか、

心配で聞いてしまいました。

結論から言えば、全く違うもの。

私は、体に入ってきた異物に

極度に反応する体質で、

予防接種後の腫れなども

笑えないくらい酷いのです。

なので、麻酔だって、

打ってみないと分からない。

だから、カルテに色々書き込んで、

慎重に利用してくれることになりました。

 

日本は、無痛分娩に関して言えば、

少々、後進国

精通している麻酔師さん、産婦人科医も

レアだと思います。

 

私自身も認識できている範囲は、

非常に少ないものでした。

だからこそ、是非、

自分の心配事がクリアになるように

事前に根掘り葉掘り聞いてみてください!

対応して下さいますよ☆

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追記

この麻酔師さんとの面談は、

CHUVでの出産前の面談の続き扱い。

だから、請求書も一連で届きました。

合計、353.40CHF。

全て、保険のカバー対象でした。