こんな風だったんだな・・・

出産をしてから、

そろそろ3ヶ月になろうとしています。

 

そんなタイミングで、

旦那がひょんなことから、

出産当日の感想を述べてくれたのです。

 

まあ、ひょんなことっていうのは、

チビがホント、旦那そっくりで

誰に会っても、私に似ているという人は

いないのです。

長い間、私が大事にお腹の中で育てていたのに、

ホント、残念なくらい、

私のパーツが見当たりません。

旦那の赤ちゃんの頃の写真を見せても、

チビだと間違うくらい、旦那のコピー。

私が、そんな雰囲気に、

ちょっぴり残念だな。。。と呟きました。

 

そうしたら!

「オレは、みたぞ!

 お前からチビが生まれてきたのを。

 この目でハッキリ見たから、

 心配するな、確実にお前の子だよ(笑)」と。

 

そりゃそうでしょうが!って

突っ込みを入れたいところでしたが、

そこから何か鮮明に思い出していたのでしょうね~。

 

「オレは分娩室でお前の傍にいるしか

 出来なかったけれど、

 大勢のプロがお前を取り囲みながら、

 必死に励ましてくれて、

 チビを取り上げる瞬間まで、

 自分達の培ったノウハウを最大限に発揮して、

 本当にスムーズに

 チビを取り上げてくれたんだよ。

 チビが生まれたことも感動的だったけれど、

 異国の地に来た外国人妊婦とその家族を、

 こうやってサポートしてくれる大勢の人達が

 いるんだな~って思ったら、

 涙が出てきそうになった。」

そう語りながら、

ちょっとまたウルッときていた様子でした。

 

正直、CHUVで無痛分娩のはずが、

陣痛に相当長い時間晒され、

子宮口の開きが甘いからと

戻りそうになった経緯があったので、

私自身は、超最高の環境にあったとは

言いがたかったですし、

耐えていた時間の記憶が強すぎて、

分娩室で力んだ最後の瞬間、

そしてチビを抱っこした瞬間なんて、

もう鮮明には・・・というよりも、

記憶が曖昧になりつつあります。

 

そんでもって、

その後の怒涛の日々。

退院後暫くして、旦那は日本に行き

私はワンオペ育児になり、

チビはコリックだ、風邪だと、

緊急病院に行き、目まぐるし過ぎて、

キラキラした瞬間なんて思い出せない。

髪振り乱して、半開きの目でミルクをあげ、

気付いたら、

首に皺がよっていたなんて

ボロボロになった自分って感じだったし(笑)

 

でも、旦那には、今でも鮮明で、

人生でもっとも感動的で

加えて、スイスという地で、

出産するという印象的な記憶なんだな~と。

(私も、よく考えれば、

 先輩助産師さんの据わった目が、

 私に任せなさい、大丈夫だから!と

 言われている様だった覚えはあります。

 何事にも動じずに対応してくれるだろうと。

 それくらいかな・・・)

 

そう考えると、

やっぱりビデオで一連の出産の状況を

記録しておくことは大事だと思いました。

 

当事者で初めての事だらけだと、

本当に1年後の覚えているか分からないほどに

なってしまいそうです。

 

だから、一呼吸置いて、

客観的に出産を捉えらことは大事。

そうすると、パートナーと

またその時間を共有するタイミングを得られるし、

それを経て、絆を改めて深められるし。

 

・・・まあ、ビデオカメラは

持ち込んでいたのですがね、余裕が無かった。

なので、私からのアドバイス

出産する際、

誰かご両親・ご兄弟・ご友人が

駆けつけてくれるようでしたら、

是非、出産の記録係をして貰った方が良いです。

勿論、邪魔にならないように、

許可も取りながらですが、

ちょっと図々しいくらいで良いから、

直後、数ヵ月後、数年後に出産を振り返られるよう、

“記録”があると、色々噛み締められる思いが増える。

 

私達のように、

夫婦だけでその時を迎えるならば、

定点カメラでも仕掛けてしまえ(笑)

 

==============

CHUVの病室からの眺め、、、

いつもは写真にこだわるのに、

この時、その気力もなかった?(--;

高台にあるから

是非晴れた日の風景を見たかったけれども、

私がいた間、、、

こんな感じばかりだったような・・・

もう薄れゆく約3ヶ月前(笑)

f:id:LacLeman:20190121162125j:plain